「え……休み、ですか?」


雷斗さんのクラスに行き、近くにいた人に聞いたら、休みだって言われてしまった。


「リキも休みだしなー。アイツら、一緒に遊んでたりして?ま、それはないかー。マジメだしな……」


どうやら二人は、クラスではマジメで通ってるみたい。


ホントはヤンキーなのにね。


あたしと夢は、顔を見合わせクスッと笑い、そのまま自分のクラスに帰った。






「会えなかったねぇ」


「うん。あたし今日早く帰ってリキの看病するから、そのときリキに……確かめてみる」


「花梨すぐ忘れるからなぁ。ちゃんと聞いてよ?」


「わかってるってば……」


「明日、花梨も風邪ひいてたりしてっ」


「えっ!?」


「キスしまくって、風邪うつされないよーにね!」


「リキは頭痛で休んだだけだからっ。風邪じゃないし!」


もうっ、夢ったら何いっちゃってるんだか……。


リキ、きっとそんな元気ないし。


今日はしっかり看病して、『花梨は優しいな。やっぱオレの見込んだオンナだ』


とかって、ギューッてされるんだ~。


フフッ!