隣のナイト幼なじみはヤンキー

「リキ、邪魔してゴメンな。続き、話せば?」


雷斗さんはパンの袋を開けながら、リキの正面に座った。


雷斗さんが買ってきたパンは、あんパンと、メロンクリーム……。


似合わないな。なんて、密かに思っちゃう。甘党なんだ?


そういえばさっき、リキ何言おうとしてたんだろ。


「もういい」


あ、なんか拗ねてる?


ふてくされぎみで、リキはカレーの残りをガッついていた。







「そーだ、リキ。昨日何で来なかったわけ?元リーダーが、ガッカリしてたぜ」


「めんどくせぇし……どーせ、ウダウダ話して、そのあと走りに行ったんだろ?」


昨日?


ドキッ!


そういえば昨日、バーガーのお店で雷斗さんに会ったんだった。


桜太と一緒にいたの、バレなきゃいいんだけど……。


それに、雷斗さんがゴールドアイの幹部だってことも、気になってたんだ。