隣のナイト幼なじみはヤンキー

リキが、なんだかゴニョゴニョ言い出したとき、


あたしの首筋に冷たい物があたる感触がっ!


「きゃーっ!!」


振り向くと、雷斗さんが挑発的な顔をして、あたしにカップのアイスクリームをくっつけてきていた。







「お土産~」


お土産って!もっと普通に渡してよぉ……。しかもこれって、さっきの仕返し?


「もうっ。なんなんですかっ!?」


怒ろうと思ったら、雷斗さんがフフッと笑った。


「ふたつ買ってきたから、友達にもやんな」


それって……夢にってこと?


雷斗さんが、こんなことしてくれるなんて思わなかった。


だけど、食べたら裏庭行くしなぁ……。リキに聞いてみなくちゃ。


リキの方を見たら、何だか鬱陶しそうな顔で、あたしたちを見ていた。


「リキ、アイスクリームどうしよう」


「……知るかよ。ったくお前ら……」


え、なんで怒ってんの?