隣のナイト幼なじみはヤンキー

「ここじゃゆっくりできねーし。食ったら、裏庭行くぞ?」


あ……そうなんだ。


ここで昼休みが終わるまで、おしゃべりするのかと思ってた。


あたしったら、完全に女子の考えだね。


「雷斗が軽率なことしたのは悪かったけどさ。本気で相手して欲しーんなら、アイツはやめた方がいい」


「なんで?」


「アイツ、本気になんないから」


「夢、いい子だよ」


「関係ねぇの。遊んでるのが楽なときもあるから」


「遊んでるのが楽なときって?」


「……オレもそーだったし。なんも考えずに来る者拒まず?」


来る者拒まず!?






リ、リキ……。


やっぱりかなり遊んでたんだ。


あたしが引いたのがわかったのか、リキはカレーを食べる手を止めてため息をついた。


「だけど……なんか虚しいよな、そーいうの。花梨と付き合ってからさ、オレも……その」