隣のナイト幼なじみはヤンキー

「オレに隠し事しよーってんの?上等だな」


リキはあたしの腰に腕をまわしてくる。


「ひゃっ……」


脇腹に指が触れ、変な声が出た。


「ここで……キスすんぞ?」


「えっ……してくれるのっ!?」


恥ずかしいけど、嬉しいかも。最近リキにキスされてない。


イケメンリキと、全校生徒の前で、公開キス!


あたしの理想は、リキのパパとママみたく、いつでも二人の世界に入れて、チュッてできるようなカップル。


……ポッと顔が赤く染まるのがわかった。







「……バカだろ、お前」


リキはあたしを見て、プッと吹き出してる。


「ひどいっ!なにそれ」


「冗談だと思った?……マジだから」


怪しげな笑みを見せると、リキはあたしに顔を近付けてくる。


……うわぁ、ヤバい!


心臓がもたないよ。