「痛ぇっ!!マジでやめろって……」


桜太があたしをそんな目で見てたなんてーっ!


リキは違うんだからっ。


ベッドでゴロゴロしてたときだって、キスだけだったもん。


胸さわったり、視線を感じたりしなかったし。


体目的なんて、ナイからっ!


「花梨、落ち着けっ。なっ!?」


「ひどいよ……。それに、リキはあたしが好きって言ってくれた」


「好きって、きっと他の女にも言ってるから。ゴールドアイのヤツらはな、女襲ったり、車上荒ししたり、めちゃくちゃな噂が絶えねぇんだよ」


「そんな……。噂でしょ?それに、だからってリキまで」


「そういうチームにいるっつーことは、一度は手ぇ染めてるはずだ。オレはそういう卑怯な輩は大っ嫌いだぁー!」


桜太は熱く語ると、カバンを持って立ち上がった。