隣のナイト幼なじみはヤンキー

「えー……と」


「なんでもいーし。炒飯とか。簡単だろ?」


簡単っ!?


どうしよう、あたし料理全くできないよ……。


「んー……。リキの家でご飯食べよっか」


「ウチ、今出かけてるから。週に何回か、ふたりでデートしてる」


「そーなんだ!?いいなーっ」


「……いいか?いい年してキモいっつの。ま、そのおかげで、夜出かけてもバレないけどな」


リキも桜太みたいなこと言ってる。


ウチのパパとママなんて、最近ふたりで出かけたことないんじゃないかなぁ。


……仲がいい方が、うらやましいよ。





「オレ、花梨の手料理食べたいな」


リキはあたしの肩に頭を預け、上目遣いで見てくる。


ドッキーン!


もう、こうなったら……


なんでもやりますっ!