隣のナイト幼なじみはヤンキー

「毎週、この時間に教えに来るな」


「うん」


「ところで花梨の母さん、どこ行ったわけ?確か働いてないよな」


「おじいちゃんち。ご飯も食べて来るって」


「……へぇ。じゃ、もうちょっと一緒にいる?」


「うん」


リキは机に向かってるあたしを見下ろし、クスッと笑う。


あ~、もぅどうにかなっちゃいそうだよ。


恥ずかしさを紛らわすために、リビングへ誘った。


テレビつけたらちょっとはマシだよね?


リビングのソファで一緒に座る。


なんだか間がもたないんだけど。


「ジュース飲む?」


「いや……さっき飲んだしな。それよか、腹減った」


もう19時近いし、夕飯の時間だよね。


お菓子ってわけにはいかないか、って思ってたら。


「花梨、飯作って」


……へっ?