隣のナイト幼なじみはヤンキー

「ココ……今日宿題出たんだけど、さっぱりわかんなくって」


「……基礎からやる?いきなり応用問題じゃん」


リキの声が耳元で聞こえ、ゾクゾクする。


……うわぁ、やっぱりムリ。


「あたしっ!ジュース持ってくるっ」


急いで立ち上がると、リキはクックと笑っていた。


「花梨、マジで全然免疫ないんだな。……楽しー」


「からかってたの!?」


「まぁ、ちょっとだけ?次はマジメに教えるから、机座れよ」


……もう、ひどいよ。


結局ジュースを取りに行ったあとは、真剣に教えてくれた。


先生と代わって欲しいって思うぐらい、リキの説明はすごくわかりやすかった。


今日の宿題も片付いたころ、1時間が過ぎていた。