隣のナイト幼なじみはヤンキー

「うん……」


「…………」


あたしの返答に、リキの顔が微妙に歪む。


けどそれは、ニヤけそうな顔を、わざと真顔に戻そうとしてるような表情だった。


「あっ、照れた!?」


「花梨、なんでそんな素直なんだよ。わけわかんね……」


リキは片手で顔を覆い、スタスタと先を歩いていく。







「ねぇ~、昨日リキのママに勘ぐられたけど、何か聞かれなかった?」


「は?別に。しゃべってねーし」


「そっか」


「勘ぐるって、何を?」


「えーと……したかどうか?」


「したって、何を?」


「キスの先……かな?」


「先って?」


リキはまたあたしをいじめるネタができたとばかりに、得意気な表情になる。


うわぁ、しまった。


これ以上、恥ずかしくて言えないよ……。