それよりなんだ、こいつのこの鼻もちならないしゃべり方は。 …人のことは言えないのだが。 イライラしていたので、口が滑ったかもしれない。 「そうだが、何か用か」 腕組みをしながら乱暴に言うと、相手が目を輝かせた。 髪の色しか見ていなかったが、今さらながら男子のようだ。