声の主がこちらにやってくる。 何とも明るい髪の色だ。 いっそのこと、もっと明るい白髪にしてしまってはどうかね。 「君かい?」 「何のことだ」 「この作品だよ。【理想主義者への反論】という作品を書いた人だ。君なんだろう」 …これは、肯定するべきなのか。 それとも首を振り、執筆作業を続けるべきだろうか。