そんな想いを詰められるだけ詰め込んだ私の文章は、もちろん賛否両論であった。

別にいいのだ。
多くの読者を得ようとは思っていない。


私の文章を否定するということは、その者たちは理想主義者であるということ。

理想主義者と馴れ合う気などさらさら無いのだから。


そんな私の日常に、ある日突然乱入者が現れた。

蝉が騒ぎだす、非常にうるさくうっとうしい日だったと思われる。