絶対に救うことのできない地獄が待っていると知りながら冒険に行く勇者はいないだろう。
旅に出るのは、地獄を変え得る力が自分にあると信じているからだ。
どんな地獄であろうとも、自分ならばその状況を変えられると思っているからだ。
そう考えてみれば、どんなに感動的なファンタジーも色褪せて見えてしまう。
あぁ…だから現実というものは嫌なんだ。
理想に賛成しながら、僕は理想というものからはとても遠い存在のような気がしていた。
だから僕は、自ら理想になりに行こうと思うんだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…