ゆっくり口づけを落とし、耳許で囁く。


「敬語っ…やめて、ください」


敬語に弱いなこれは。


「奈々様が海に行くことをやめてくださるのなら」


首筋に唇を寄せる。


「それは…無理っ…んっ…」


プライベートビーチなら俺が手配してやるから。
お願いだから俺の手からすり抜けて行くな。



「ビーチは私が用意しますから…ね?」


「けんっ…と…」


「プライベートビーチなら奈々様は裸で構いませんよ?」


「バカっ…健斗の変態執事いいいいい!!!」


「今日は奈々様に尽くしますからね…覚悟してください」









☆end☆