声をきくと、頬が緩みそうになる。 元にからかわれるのは嫌なのでなんとか抑えた。 「今、どこ?」 「今は家に居ますよ。」 「新堂まだいるよな」 「はい。どうかしましたか?」 元のことを話すと、奈々も知っているようで、今から家に帰ると伝えた。 「俺の家行くぞ」 「はーい…」 明らかに元気ないな。 …まあ新堂と会って仲直りすればすぐに戻るだろう。 予定より早く奈々に会える。 …俺の頭はケンカより奈々だった。