「ごめんなさい…」 和輝の手元には健斗の壊れた腕時計 これは直せないかなあ… 「大丈夫ですよ、怒らないから。健斗もきちんと謝ったらゆるしてくれますよ」 ここに置いておく健斗も悪いですから。 「ううう~…」 泣きながら抱きついてきた和輝を抱きしめる。 「もう泣かない、泣かない」 暫く和輝の小さな背中を撫で続けた。 「…ピアノ弾く。」 まだ少し目は赤いけれど、涙を拭いて立ち上がった和輝