「おれ、父さんに謝らなければいけないことがあります」 「ん?なんで敬語?奈々みたいだな」 改まる和輝に笑ってしまう。 …その笑みが10秒後には消えるというのに。 「…父さんの時計、壊してしまいましたごめんなさい」 「はあ!?どれ?」 「リビングに置いてあったやつ」 あれか…。 「別にいい。ちゃんと謝ってくれたしな」 和輝の頭を撫でる。リビングに放っておいた俺も悪いし。 …もし奈々が昔クリスマスにくれたやつだったら少し発狂してたかも。