「なぁ、大丈夫か…?」


「大丈夫ですよ。」


「本当?」


「本当ですよ」


マジで心配。


「仕事休もうかな…」


「ダメです。休んだら許しませんよ」


「えぇ~…。」


いつもよりキツイ口調で少しキッと俺を睨んでくる奈々。
…その顔、可愛いだけだけど。


そんな可愛い顔をした奈々は、現在臨月に突入。


竹田さんに病院まで連れていってもらうみたいだけど、俺もついていきたい


心配だし。


「いってらっしゃい、健斗」


「奈々…」