学校は午前中に終わった。 クラスの女子達は、カラオケに行ったり、遊びに行く予定を立てている。 私は… すぐに家に帰る。 本当に帰る家なんてないんだけど…。 カバンを持って、席を立った。 「お前、行かないの?」 ドアに向かって歩こうとしたら、 いきなり隣から声をかけられた。