「おはよう。セイナちゃん。」 「あっ、おはよう。雄也くん。」 あの日から私達はよく話しをするようになった。 って言うか、雄也くんから私のクラスに来る。 私は、A組。 雄也くんは、C組。 嫌いじゃないけど、挨拶だけでクラスに来られると、 女子達からの視線が痛い。 そんなことを考えていると… 「ねぇ、早瀬さん。今日の放課後、校舎裏に来てねぇ。」 いきなり女子達が私の前をふさいだ。 5人のクラスメートだった。甘ったるい匂いを身につけていた。