そんな出来事が起こった翌日。
「キャ―!海!」
「綺麗。」
騒ぐ麻美さんとは反対に私は冷静に海を見た。
「セイナ。着替えて来いよ。」
私が海を見ていると、後ろから陽くんが話しかけてきた。
「麻美さんは?」
「先に行った。」
「じゃあ、着替えよう。」
私は、乗って来た車に陽くんと戻り、着替えを持った。
「よいしょっと。」
私は車の中で服を脱ごうとした。
「…っ!セイナ!何してる?」
陽くんが急いで聞いてきた。
「…?着替えてる。」
「更衣室で着替えるんだよ!」
「えっ…?そうなの?」
私は驚いた。
「そうだよ。行くぞ。」
私は陽くんに連れられて更衣室に向かった。
「こっちが女子更衣室。じゃあ、後でな。」
陽くんがそう言って、反対側の扉の中に入って行った。
私も入った。
ガチャッ。
「麻美さん!先に行かないでよ。」
「セイナちゃん!ごめんごめん。早く着替えなよ。」
麻美さんに言われて、私は着替えた。
…でも…
「ちょっと派手じゃない?やっぱり服着る。」
「ちょっと待って!陽くんに見せてみたら?」
「恥ずかしい。」
「大丈夫だよ。ねっ!」

