流れる鮮血 首に温かいものを感じる 今まで生きている感覚がなかったのに 確かにあたしは生きていたんだって その時あらためて 実感した 男たちが止めるすきも ないくらい あたしは一気に カッターを首にあてた 逃げるようにその場を 後にした男たち あたしは1人 アパートの部屋で 横たわり 目をつむっていた 首から血は流れつづけていた