いい意味で

帰路

パッと目が覚める。ああ。今日もよく寝た気がする。
枕の横に置いてある携帯を取って時間をみると、八時。

ああ、寒い。布団の中でもう少しゴロゴロしていたいな。
布団にすれる絆創膏の感覚が、昨日事故にあったことを思い出させる。
転んですりむいたくらいの傷だが。

あ、そういえば、昨日何時に起きるとか言ってなかったや。
申し訳ないことしたなぁ。着替えて下に下りていこう。
それに早めに東京帰らなきゃな。

下のほうでは、玄関が空いて「ただいまぁ。」と若菜さんのお父さんの声がして
家に入っていく音がする。どっかいってたんだろうか。。

しかし寒いな。真冬の朝に近い感じがする。
これでも、青森は暖かくなってきた方なのだろうか。

着替えて下に降りて行く。

居間のドアを開けると、ご飯の香りがしてきた。
テレビはついているが、お父さんは居間にはいないようだ。

入っていって奥の恐る恐る台所に行くと
若菜さんのお父さんが、キッチンで野菜を切っている。

僕「おはようございます。」

昌也「あ、おはようございます!よく寝れましたか?」

僕「はい。お陰さまでぐっすりと。すいません。起きる時間も告げずに。」

昌也「それは良かった。別にいいんですよ。あ、朝食がもう出来ますのでどうぞ座っててください。」

僕「はい。すいません。ありがとうございます。あと洗面所借りていいですか?」

昌也「どうぞ!この部屋出て、左の突き当りが洗面所ですので。タオルも適当に使ってください。」

「わかりました。」と言って、言うとおりに進む。
いつも思うが、人の家の洗面所やトイレって実は分かりづらいんだよな。

やっぱり一回間違えてトイレを開けて、洗面所にたどり着く。

洗面所で、お泊りの用の歯磨きセットで歯を磨き、顔を洗う。
ふぅ。すっきりした。