悪魔と天使の恋ものがたり

「だ……大丈夫??」


思い切って先ほどまでの口調とは変わって、天使の男の子はゼルに声をかけた。

「な……何が?!」


自分の気持ちに気付かれたのかと思い、ゼルはドキッとした。



「ちょっとフラフラしてるよ……ちゃんと飛べてないよ??」



「ほ……ほっといて!!」


強気に言ったものの、ゼルの飛び方はなってなかった。


「心配だよ。降りて休もう??」


「あ…アンタ天使のクセに!!」


「天使だから、ほっとけないんだよ。」


そう言ってゼルのすぐ横まで来て、降りて休むように促した。


すぐ隣に来た天使にゼルは驚き、フラついた。


「ほら危ない!!だから降りよう!!」


あまりの懸命さに、ゼルは何も言わずに地上に降りた。