「あれや。マミに毒されたんや」


「あ、なるほどね。問題解決ってそんなわけないでしょ!」


「もうええやん。だたの欲求不満やて。ちー坊は見た目ちびっとかわえぇよって、ムラムラしただけやで。ちゅうわけでぇ、俺はお仕事に戻るわ」


そう言ってパソコンをカタカタ鳴らす。


だがそうはいかんざき。ゴウさんの締め切りよりも俺が抱えている問題の方が深刻だ。最重要課題だ。


というわけで、ノーパソを無理やり閉じて強制スリープ。


そしてコンセントに繋がっている電源コードを摘まみ上げ、これ見よがしに眼前にかざす。


「このコードが抜けたらどうなりますかね? というか店の電気勝手に使うと窃盗罪なんすよゴウさん」


「俺を脅すとはええ度胸しとるな。ちゅうか俺に助言を求めてどないすんねん。そっちはマミが専門分野やろ。マミに聞けばええやん」


「マミさんにそんなこと言ったら、ネタにされるか殺されるかの二択しかありませんから。つうかネタにされた上で殺されます」


マミさんの千秋LOVEはかなりのものだ。