どこからかメモ帳とボールペンを取り出して、速攻でペンを走らせている。


気にはなったが見なかったことにする。見たらいけないと本能が告げていた。


「ちーちゃんもなかなかやるわね。散々煽るだけ煽っておいて、何事もなかったかのように帰宅だなんて。生殺しワロス。だがそれがいい。滾る!」


「滾んな! 本格的に気持ち悪いぞあんた!」


「なによ、フル勃起のヨダレだらだら状態だったのに、ご褒美を貰えず一人空しく処理したアンタには言われたくないわ」


「少し羞恥心を持てぇえええ!」


「羞恥心? なにそれ美味しいの? 喰えんの?」


「こんのクソ女っ!」


「図星だからってそんな恐い顔しないでよね。ちーちゃんに嫌われるわよ」


「ぐぅぅぅぅぅぅ……!」


怒りが頂点に達して、声にならない叫びが響く。


こんの変態腐女子野郎が。文字通り性根が腐ってやがる。