と、かわされる。


それでも食い下がると、千秋はニッコリと微笑みながら、


「邪魔だから大人しくしてて」


と、台所から追い出されてしまった。


確かに水回りは狭くて、一人分のスペースしかないけどさ。料理なんて今まで一度もやったことないけどさ。


なにも「邪魔」だなんて言わなくていいじゃないか。


くそう。こうなったら例の作戦を実行に移してやる。


冷静でいられるのも今の内だけだぜ千秋くんよぉ!






「すげぇ……」


テーブルの上に広がっていた光景は、まるでジブリの世界のようだった。


つまり美味そうな物ばかりが並んでいたのだ。