「俺には、ちー坊が男の友情が壊れることよりも、恋仲になってしまうことに怯えてるんやないかと思ってな」 「意味がわかりません」 「ははっ。ちー坊の直球ドストライクな物言いは好きやで。でも、これだけは言わせてぇな」 ゴウさんは言う。 「友達やからって、わざわざ竜司のシフトに合わせて店に来てるんは、スピカの散歩のためだけかいな?」