──────… 六限目を終え、放課後になったので、美緒と一緒に昇降口まで歩いた。 「あっ!!いたいたっ嵐!!」 美緒の声に反応し、こちらを向いて手を振る。 《あ…この人知ってる…》 いつも廊下で固まって騒いだる人だ。 そういえば美緒がよく話しかけてたっけ…… 「楓ちゃん、初めまして!俺のことは嵐って呼んでねっ」 と、笑いながら手を差し出してきた。 『あ…よろしくね…』 優しく手を握り返した私を見て、美緒はニヤニヤしながら肘で嵐君をつつき、"バイバイ"と言って走っていった。