それから先輩と電車に乗り、数回乗り換えて水族館に着いた。 「ごめんね?」 『え?』 「ホントはあの子と今日約束してたんでしょ?いい友達だね。」 『やっぱり気付いてました?;;…そうですね…自慢の友達です』 そう言った私の頭に先輩は優しい笑顔で手を置き、頭を撫でた。 かぁあ~と赤くなる顔。 《この人ホントに無自覚でやってんのかな…;;》 赤い顔を隠しつつ、館内へ入った。