問い詰める福永の言葉に汐莉は空を見上げた。 そしてゆっくりと福永に視線を移して…。 「忘れて。じゃないと別れるよ。」 「はあ!?」 「そういう事で…、よろしくね。」 「そういう事って……わかったよ…。」 鋭い眼差しの汐莉を見て福永は溜息をついた。