「あっ、こんな所にいた。こうちゃん、出番だよ。私とのキスシーン。」 と、汐莉が寄ってきた。 そこで、浩二は、 「ないだろ、そんなシーン!」 と、汐莉を睨みつけ、汐莉がいたずらっぽく舌を出すのを確認して、 「な、たつ。だから…さ…この両手離そう…な。」 と、自分の襟元を掴む福永の両手を掴んだ。