「汐莉に告られたんだって?」 撮影待ちの浩二の隣りに福永が来た。 「声…こぇ〜よ。」 浩二は福永を見た。 「下手な駄洒落だな…。」 鼻先で福永は笑った後に尋ねた。 「別に怒ってないけど…、なんで汐莉はお前に世話をやくんだろうな。」