その飛行機が見えなくなるまで見送ると、仁藤が、 「さ、真愛ちゃんお昼にしよ。こーちんのオゴリ。」 「いいね、肉でもいい?」 「いいよいいよ。なんでも好きな物で。」 仁藤と真愛は、空港の建物内に入って行った。 「なんだ…、この展開…。」 浩二は、美由紀が乗った飛行機が消えた方向をもう一度見上げて、 「ま、いいか…。」 笑みを浮かべて、仁藤達の後を追いかけた。 ーーー終わりーーー