浩二達は、美由紀とひとしきり話すと、姉妹だけを残してデッキに上がっていたのだ。 3人は何も話す事なく飛行機を見続けた。 やがて、飛行機が滑走路に向かって出て行った時、 「浩二、ホントにありがとうね。お姉ちゃんが昔みたいに輝き始めた。」 真愛が呟いた。