海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜



「まだ…、いたんだね。」

スカイデッキに少し目を赤くした真愛が現れた。

「最後まで…、送らせて。」

仁藤の言葉に、真愛は頷いて、

「ありがとう…。」

と言うと、浩二達がしていたように飛行機を見下ろした。