「ねぇ、じゃあ、なんで寝れなかったんですかぁ?」 「ん、ともちゃんからのメールをさ、解読していたんだ…。」 「えっ…あれ…ですよね…。」 仁藤の頬が赤く染まっていく。 「ちぃーとも、読めなくてさ…。たまたま、側にいた美由紀ちゃんはわかったみたいだけど…。」 「えっ、見せたんですかぁ?」 仁藤は、握っていた手を浩二の腕に変えた。