美由紀は、二人を見て微笑んだ後に言った。 「ありがとう。役者冥利に尽きるわ。気配を消すって苦労したから。」 と。 「波のワルツ?」 浩二(シュウイチ)の言葉に、美由紀は頷いた。 二人は、暗くなった防波堤に腰かけていた。