海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜



「へっ!?」

疑問視する浩二の耳を汐莉が引っ張った。

「こうちゃん!女の子の弱みにつけ込んで変な事をしたらダメ!」

「イテッ…痛いって…、な、何かみんな誤解してるって…。」

「なんか、スケベな目をしていたし…。」

と、小林。

「そう、いやぁ〜な目をしていた。」

と、矢神。

「私…、先輩なら…いい…よ…。」

と、仁藤が赤面しながら言うと、

全員の視線が仁藤に集中した。