『ドボ〜ン』 鈍い音が堤防の下からした…。 「仁藤さんだっけ…、やるわね。」 美由紀は、仁藤に苦笑いを見せた後、 「浩二く〜ん、横に階段あるけど……行ける?」 と、下を覗いた。 浩二は、平泳ぎで泳ぎながら、 「大丈夫……行けるよ。」 返事をし、しばらくして階段に辿り着き、海から上がった。