「なまこ…いや、真愛ちゃん…俺は…。」 浩二は、申し訳なさそうな声を出した。 「バッカじゃない。言ったでしょ、お姉ちゃんがウケミンって…。ムキになって浩二に迫らないかなって思っただけだよ。つーか、自分がそんなに池様だと思ってるわけ?」 真愛が口を尖らせた。 「真愛!何て言い方するの!」 美由紀は、少しきつい口調で言ったあとに、トーンを下げて話を続けた。