「くどう…まい…!?」 「そう。お姉ちゃんは美由紀。」 「み・ゆ・き…くどうみゆき…………って、ええ〜うそっ…まさか…。」 浩二の真愛を指す指が震えていた。 真愛は頷いた後、 「そう。私はお姉ちゃんに引っ付いていたお邪魔虫…。だけど…、あの日は引っ付いていなかった事を後悔した。…お姉ちゃんがあんなに泣いて帰って来たの…後にも先にもあれだけだった…。」