私はドキドキと緊張を胸に、アイシャの部屋に向かった。


ジオラさんに味見してもらったら美味しいって言ってくれたし大丈夫だよね。


私はアイシャの部屋に入り、ベッドの横の椅子に腰かけた。


ティーセットをサイドテーブルに置き、アイシャの体を起こした。



「今日は一緒にお茶しようと思って、クッキーとホットチョコレート持ってきたよ。ホットチョコレートは作ったんだけど、アイシャの口にあうといいな」



一瞬だけまだ光を宿していないアイシャの瞳が揺れ動いたような気がした。