挨拶した後にある事に気付いた。


手の付けられていない料理をトレーにまだのせていた事に……。



「すみません……残してしまって……」

『そんな顔すんな!!気にしてねぇからよ!!』



笑顔でそう言ってくれたけど、申し訳なくてしょうがない。



『そうですよ。ローズさんが残したわけじゃないんですから』

「それはそうだけど……」

『んな顔してたらせっかくの綺麗な顔が台無しだ!!』



ジオラさんってとても明るくて活気に溢れた人。


こんな人もこの屋敷にいたんだ。