『何をしている』



気配を断ち入ってきた為、声がするまで全く気が付かなかった。



『キングッッ!!あの、食事をお持ちして、それでッッ……』

『用がすんだならすぐに部屋を出ていけ』

『は、はいッッ!!』



ザックは慌てて部屋を出ていってしまった。


この人の声……私をここに連れてきた人と同じだわ。


やはり純血のバンパイア。


金色の髪に金色の瞳。


ただ瞳の色は片方金色でもう片方は銀色だった。



「キングって名前じゃないでしょ?」

『お前には関係ない』