Rose of blood

『僕は何をすればいい!?』

『今はまだ何もしなくていい。その時がきたら力を貸してくれ』



悔しそうな顔をするセリアル。


何かしていないと心配でしょうがないんだろう。



『ジョシュ、次いつ敵襲が攻めてくるか分からない為、エルグラムにいつでも戦える準備をしておくよう伝えておいてくれ』

『すぐに伝えよう』



皆部屋から出て行き俺は一人になった。


自分の失態に苛立ち、この気持ちをどう処理していいのか分からず俺は壁に拳を叩きつけた。