ラキッッ!!


ラキたちがいる所へ急いで向かおうとした時、ゼスさんに腕を掴まれ制止されてしまった。



『ローズ様急いでここを出ましょう』

「でもラキがッッ!!」

『今の私たちの第一優先はローズ様をお守りすることです!!』



そんな……ッッ。



『逃げられるわけがないだろう』



声のした方へ振り返ると、そこには黒色のマントを纏いフードを被っている男が立っていた。


その後ろにはラキの首を掴み上げ、今にも握り潰そうとしている男が立っていた。