あっ!!


そうだっ!!



「ラキ、テーブルクロスを地面に敷きましょう」

「地面にですか!?」

「そうすればみんなで座ってお茶ができるでしょう」



私の笑みに対してラキや騎士団は驚いた顔をしている。



「そんなことをすればドレスが汚れてしまいます!!」

「汚れたら洗えばいいよ。みんなでお茶した方が楽しいじゃない」

『ローズ様!!我々などにそのようなお気遣いなさらないで下さいッッ』



私はただみんなで楽しくティータイムを過ごしたいだけなのに……。


私が純血な上にシエルの婚約者だからかいつもこうして遠慮されてしまう。