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父との話も終わり俺は部屋を後にした。


すると扉の前でセリアルが心配そうな顔をして立っていた。



『ずっと待ってたのか?』

『うん……心配で……』

『最近はお前に心配をかけてばかりだな。今日は久しぶりにユニークなセリアルの部屋へ行くとしよう』

『本当に!?』

『あぁ』



心配そうな顔は一変し、嬉しそうな顔をするセリアル。


本当に素直で可愛い弟だと思う。